ベンチ
背もたれ付きベンチ
背もたれ付きベンチのDIY設計図。
基本寸法
幅 (W)
1200mm
奥行 (D)
450mm
高さ (H)
850mm
カット図
必要工具
- ✓
メジャー(5m以上)
各部材の採寸に使用
- ✓
鉛筆・さしがね
墨線引き・直角確認
- ✓
のこぎり
ホームセンターのカットサービス利用を推奨
- ✓
電動ドライバー
インパクトドライバーが作業効率UP
- ✓
サンドペーパー
#120・#240の2種を用意
- ✓
水平器
組み立て時の水平確認に必須
- ✓
クランプ(2個以上)
接合時の仮固定に使用
- ✓
刷毛・塗料バット
防腐塗料の塗布に使用
資材一覧
工程
- 1
部材と工具の最終確認
目安 15分2×6材(38×140×1200mm)2枚、脚材の2×4材(38×89×812mm)4本、幕板の2×4材(38×89×1200mm)2本、背もたれ材(38×89×1200mm)2本、背もたれ支柱(38×89×1150mm)2本、コーススレッド65mm×60本を揃えます。工具は電動ドライバー、のこぎり、メジャー、さしがね、#120/#240サンドペーパー、水平器、F型クランプ2個、刷毛と塗料バット、分度器または30°・60°ゲージ。
採寸するW 1200 mm採寸STEP 1 / 22コツ
- 背もたれ付きはビス60本。打ち損じ用に75本程度用意する
- 分度器がなければ紙で100°の型紙を作っておくと後工程で便利
つまずきポイント
- 脚材812mmと背もたれ支柱1150mmは長さが全然違う。買うときに混同しない
- 2×4は長尺材ほど反りやすい。購入時に1本ずつ目で反りをチェック
- 2
作業スペースの確保
目安 10分1500mm×1500mm程度の平面スペースを確保し、ブルーシートで木くず対策をします。馬台2台で1200mm長物を水平に支えられるようにします。コンセント・照明・換気を確認します。
安全確認ぐらつきなし ✓安全確認STEP 2 / 22コツ
- 背もたれの角度確認用に壁を背にして作業すると立ち上がり角度が測りやすい
つまずきポイント
- 背もたれが付くと立ち姿で1200mm近くになる。天井高2200mm以上の場所で作業
- 3
部材への墨付け
目安 20分全部材のカット線とビス下穴位置をさしがねと2B鉛筆で引きます。特に背もたれ支柱は後脚と連結する重要部材なので、上下端の区別と接合位置を正確にマーキングします。部材裏面に『天板A/B』『脚LF/LB/RF/RB』『背支柱L/R』『背材上/下』と書き込みます。
線を引くさしがね使用墨付けSTEP 3 / 22コツ
- 背もたれ支柱は後脚と一体化する重要部材。2本の寸法誤差は1mm以内に
- 鉛筆は2B以上を使うと木材にしっかり乗る
つまずきポイント
- 背もたれ支柱の上下を間違えると接合面の傾斜が逆になる。しっかりマーキング
- さしがねの内寸/外寸混同で3mm誤差が出る。全部材で外寸統一
- 4
全材のカット
目安 30分2×6材2枚を1200mm、脚材4本を812mm、幕板2本を1200mm、背もたれ材2本を1200mm、背もたれ支柱2本を1150mmに切り出します。ホームセンターカットサービスを使えば精度も出て時短になります。自分で切る場合は脚材4本・背もたれ支柱2本をそれぞれ束ねて一発切り。
カットするホームセンターでカット可カットSTEP 4 / 22コツ
- カット点数が多い(14カット)ので、ホームセンターのカットサービス利用で1時間以上短縮できる
- 同種部材は束ねて一気切り。脚4本・背支柱2本でそれぞれ実行
つまずきポイント
- 背もたれ支柱1150mmは脚812mmより約340mm長い。同じ2×4なので混ざると長さ取り違え必至
- 長物カットで切り落とし側を支えないと木口が欠ける。両端を馬台で支える
- 5
全部材のやすりがけ(#120→#240)
目安 40分全部材を#120→#240の順に研磨します。背もたれ材と天板は手・背中が直接触れるので特に念入りに。背もたれ支柱の上端は手が触れる可能性があるので角を軽く丸めます。
やすりがけ#120 → #240研磨STEP 5 / 22コツ
- 背もたれ支柱の上端は5R程度に丸めると頭や首が当たっても痛くない
- 手の触れる部分はサンドペーパーの後に手で触って引っかかりを確認する
つまずきポイント
- 背もたれに逆目(ささくれ)が残ると服が引っかかる。指先で全面確認
- 角を丸めすぎると野暮ったくなる。R5程度に留める
- 6
下穴の準備
目安 20分接合部全てにφ3mmの下穴を開けます。脚-幕板の接合部(各2本×4箇所=8本)、天板-幕板(各4本×2枚=8本)、背もたれ支柱-後脚(各3本×2箇所=6本)、背もたれ材-背もたれ支柱(各2本×4箇所=8本)。合計30本分。
穴をあける下穴 φ3mm穴あけSTEP 6 / 22コツ
- 下穴を開けた箇所は鉛筆でチェックマーク。数が多いので重複・漏れ防止
つまずきポイント
- 背もたれ支柱と後脚の接合は3本打ち。2本だと背もたれに体重をかけた際に支柱が緩む
- 下穴深さを間違えて貫通させると反対側に穴が見える。マスキングテープで深さ制限
- 7
後脚+背もたれ支柱の接合
目安 25分後脚(812mm)と背もたれ支柱(1150mm)を連結します。脚の上端と背もたれ支柱の下端を重ね、脚側から見て背もたれ支柱が後ろに少し倒れた形(100°程度)になるよう合わせます。重なり長さは約300mmとし、クランプで仮固定してからコーススレッド65mmを3本打ちます。
枠を組む直角を確認組立STEP 7 / 22コツ
- 背もたれ角度100°は座り心地の標準。垂直90°だと背中が突っ張り、110°超だと寝そべり過ぎる
- 脚と支柱を重ね合わせた部分は接触面積が大きいので、ビス3本で十分な強度が出る
つまずきポイント
- 角度を決めずに打つと左右で違う角度になる。型紙を作って同じ角度で2セット作る
- 背もたれ支柱を前に倒し過ぎると座ったとき後ろに倒れる危険がある。必ず後傾
- 8
前脚の準備と片側フレーム仮組み
目安 15分前脚2本と幕板1本でコの字型を作り、後脚+背もたれ支柱の組合せと並べて片側のフレームを作ります。前脚と後脚は同じ812mm長、前脚側には背もたれ支柱はありません。F型クランプで仮固定し、スコヤで直角を確認します。
枠を組む直角を確認組立STEP 8 / 22コツ
- 前後脚の高さが同じ812mmなので、フレーム幕板の位置は前後で一致させる
つまずきポイント
- 背もたれ支柱のせいで後脚側が前に傾きがち。水平器で確認
- 9
片側フレームのビス留め
目安 15分コーススレッド65mmで前後脚と幕板を固定します。1箇所につき2本、上下にずらして打ちます。後脚側は既に背もたれ支柱が付いているので、追加で背もたれ支柱と幕板が干渉しないよう位置を最終確認してから打ちます。
ビス固定コーススレッド 65mmビス固定STEP 9 / 22コツ
- ビス2本を逆ハの字に打つと引き抜き強度が上がる
- 後脚側の下穴位置は背もたれ支柱のビス位置から30mm以上離す
つまずきポイント
- 背もたれ支柱のビス位置と幕板のビス位置が重なると木が割れる。30mm以上離す
- 10
反対側フレームの組立
目安 25分最初に作った片側フレームを型紙として、もう片側も同じ寸法・角度で組み立てます。左右対称になるよう脚材の向き・背もたれ支柱の角度も揃えます。
枠を組む直角を確認組立STEP 10 / 22コツ
- 2個目は1個目の上に重ねて位置決めすると誤差が出にくい
- 背もたれ支柱の角度は左右で同じになるよう型紙を使い回す
つまずきポイント
- 背もたれ支柱の角度がわずかに違うと背もたれ材を渡すときに平行にならない
- 11
左右フレームの連結
目安 15分2つのフレームを450mm(奥行)離して平行に立て、2本目の幕板(1200mm)を脚間に渡してクランプ仮固定します。対角線をメジャーで2本測り、差が5mm以内であることを確認してからビス留めします。
採寸するW 1200 mm採寸STEP 11 / 22コツ
- 対角線測定は矩(かね)出しの基本。必ず両対角を測る
つまずきポイント
- 対角線差5mm超だと平行四辺形になる。クランプ緩めて再調整
- 両側同時にビスを打つと歪む。片側4本打ってから反対側
- 12
背もたれ材の取り付け準備
目安 15分背もたれ材2本を背もたれ支柱2本の間に渡します。座面から見て背もたれ材の上端位置は上から150mm、下端位置は上から450mmを目安にします。下穴を開ける前にクランプで仮固定し、座ったときの手の届きやすい高さか確認します。
枠を組む直角を確認組立STEP 12 / 22コツ
- 背もたれ材の上端位置は肩甲骨の高さが快適。座った姿勢で確認してから固定
- 2枚の背もたれ材の間隔は100mm程度が標準。狭すぎると背中が蒸れる
つまずきポイント
- 背もたれ材を高く付け過ぎると頭が当たる。身長170cmなら上端位置を最上部から150mmが目安
- 13
背もたれ材のビス留め
目安 15分背もたれ材を支柱にコーススレッド65mmで固定します。1本につき上下支柱に各1本、2本の背もたれ材で計4本×2=8本。ビス頭は木肌と面一で止め、沈みすぎないようトルク調整します。
ビス固定コーススレッド 65mmビス固定STEP 13 / 22コツ
- インパクトドライバーのトルクは中程度。最後の締めは手でゆっくり行う
つまずきポイント
- 背もたれ材のビス頭が飛び出すと背中に当たって痛い。必ず面一か0.5mm沈みで止める
- 14
天板の配置と固定
目安 20分天板2枚(1200mm)をフレーム上に並べ、5mmスペーサーを挟んで間隔を確保します。前後端のオーバーハングを均等にし、天板と幕板の接合部にφ3mm下穴を開けてからコーススレッド65mmで固定します(1枚あたり4本、計8本)。
天板を張る5mm 間隔天板取付STEP 14 / 22コツ
- 天板間の5mm隙間は雨水排水と木材膨張対策。室内でも湿気変動を考えて空ける
つまずきポイント
- 天板を背もたれ支柱ギリギリに寄せると後退調整ができない。支柱との間に3-5mmの余裕を持たせる
- 15
全体の強度・歪み確認
目安 15分背もたれを手前に引いてみて、背もたれと後脚の接合部が緩んでいないか確認します。座面に座って後ろに寄りかかり、支柱のしなりが過度でないかチェック。水平器で脚の水平、天板の水平を最終確認します。
水平を確認水平 ✓水平確認STEP 15 / 22コツ
- 背もたれに体重をかけるテストは最重要。支柱のビスが緩むとボルトを追加するか対処が必要
- 背もたれが軽く揺れる程度はOK。大きくしなるなら支柱のビスを増し締め
つまずきポイント
- 背もたれ強度が不足するとクランプで増し締めしても限界がある。接合部のビス本数を3本→4本に増やす
- 水平が出ていないまま塗装すると、後で脚を削った時に塗膜が剥がれる
- 16
塗装前の清掃と下準備
目安 15分ベンチ全体を掃除機と固く絞ったウエスで拭き、木粉と油分を完全に除去します。ビス頭の凹みが目立つ場合は木工パテで埋めて#240でならします。塗装しない部分(地面接地面)にマスキングテープを貼ります。
安全確認ぐらつきなし ✓安全確認STEP 16 / 22コツ
- 塗装前の清掃が仕上がりの8割を決める。背もたれ内側の細部も念入りに
つまずきポイント
- 背もたれ材と支柱の隙間に木粉が溜まりやすい。掃除機の細ノズルで吸う
- 17
防腐塗料 1回目
目安 40分両用使用想定なので屋外用防腐塗料(キシラデコール等)を刷毛で全面に塗ります。1回目は吸わせる気持ちで薄く。背もたれ支柱の上端・角は塗り忘れやすいので最初に塗ります。木目に沿って塗布し、日陰で乾かします。
塗装仕上げワトコオイル・ニス塗装STEP 17 / 22コツ
- 背もたれ面積が大きいので50mm刷毛が効率的。細部は20mm刷毛を併用
つまずきポイント
- 背もたれ内側(座る側)を塗り忘れる人が多い。必ず表裏両面塗る
- 18
防腐塗料 2回目
目安 40分1回目乾燥(24時間)後、2回目を塗ります。背もたれと座面は人が触れるので特に均一に。塗布後は完全乾燥(48時間)まで触らないようにします。
塗装仕上げワトコオイル・ニス塗装STEP 18 / 22コツ
- 2回目は『覆う』気持ちで均一に。ムラがあると水分が浸入する
つまずきポイント
- 2回塗らないと防腐効果が出ない。1回で済ませるのは失敗の元
- 19
完成・設置と最終確認
目安 20分塗料完全乾燥(48時間)後、設置場所へ配置します。屋外の場合は地面にレンガを敷いて脚を浮かせると腐食防止になります。最後にもう一度背もたれに寄りかかってみて強度を確認、水平を微調整します。
安全確認ぐらつきなし ✓安全確認STEP 19 / 22コツ
- 背もたれ付きベンチは背もたれに寄りかかった状態でも安定するよう、奥行450mmを確保している
- 年1回の再塗装で10年以上使える。メンテ記録を脚裏に書いておく
つまずきポイント
- 完成直後に体重をかけないこと。塗料完全乾燥まで48時間必須
- 屋外長期放置で塗膜が剥がれると腐食開始。年1回の再塗装が寿命の鍵
- 20
使用開始と初期点検
目安 10分初めて座るときは背もたれに急激に寄りかからず、徐々に体重をかけて馴染ませます。1週間使用後にビスが緩んでいないか全接合部を確認し、緩みがあれば増し締めします。
安全確認ぐらつきなし ✓安全確認STEP 20 / 22コツ
- 新しい木材は数週間で微妙に馴染む。1週間後のビス確認は木工DIYの基本
つまずきポイント
- 使っているうちにきしみ音が出たらすぐ増し締め。放置すると接合部が緩んで破損につながる
- 21
メンテナンス記録と運用
目安 5分脚裏または背もたれ裏面に塗装日と塗料名を鉛筆で記録します。年1回の再塗装時に参照できます。屋外設置の場合は冬季にカバーをかけるか室内移動で寿命が延びます。
安全確認ぐらつきなし ✓安全確認STEP 21 / 22コツ
- メンテ記録例『2026/04/21 キシラデコール ウォルナット 全面2回塗り』のような具体記録が役立つ
つまずきポイント
- 記録なしで3年経つと前回の塗料が分からず、重ね塗りに失敗するリスクがある
- 22
完成確認と完成写真
目安 10分背もたれ付きベンチの完成を確認します。寸法、水平、接合強度、塗装の均一性を最終チェックし、設置場所で実際に座って快適性を確認します。
完成!完成!おめでとう完成STEP 22 / 22コツ
- 完成写真を撮っておくと、将来別のベンチを作る際のサイズ感の参考になる
つまずきポイント
- 背もたれ角度に違和感があれば、早めに支柱を調整。長期放置すると材が馴染んで調整困難になる
注意点
- ⚠️屋外使用の場合は防腐塗装が必須です(年1回の再塗装推奨)
- ⚠️ステンレスビスを使用してください(鉄ビスは錆びます)
- ⚠️下穴を開けてからビスを打ち、木割れを防いでください
カスタム設計
寸法を変えるとカット図がざっくりスケールします。正確な計算はアプリで。
寸法を入力 (mm)
ざっくり試算幅 W
奥行 D
高さ H
ベーシック寸法 1200×450×850 mm
カット図(プレビュー)
合計木材長 ≈ 12.7 m ・ 対応: カインズ / コメリ / コーナン / DCM
正確な材料・価格・最適カットはアプリで
ホームセンター別の価格・購入リンク・最適カット割付はアプリで自動計算。
作例作例 16
すべて見る →実費
¥9,876
制作時間
5時間15分
購入店舗
カインズ
今回は背もたれ付きベンチにトライ。賃貸でも置けるサイズで設計してます。屋外用なのでキシラデコール 3 度塗り。1 年経ちますが色褪せ最小限。次は別のサイズで再チャレンジ予定です。
実費
¥8,090
制作時間
3時間45分
購入店舗
カインズ
市販品ではしっくりこなかったので背もたれ付きベンチを自分で組みました。脚はハの字に開く形で安定感アップ。子供が座っても揺れません。次は別のサイズで再チャレンジ予定です。
実費
¥9,141
制作時間
3時間32分
購入店舗
コーナン
市販品ではしっくりこなかったので背もたれ付きベンチを自分で組みました。屋外用なのでキシラデコール 3 度塗り。1 年経ちますが色褪せ最小限。想定以上に綺麗に仕上がって、自分でもびっくり。
実費
¥7,828
制作時間
5時間3分
購入店舗
DCM
週末を使って背もたれ付きベンチを作りました。屋外用なのでキシラデコール 3 度塗り。1 年経ちますが色褪せ最小限。子供が触っても安全なように角は全部丸めてます。次は別のサイズで再チャレンジ予定です。
実費
¥5,451
制作時間
3時間39分
購入店舗
DCM
背もたれ付きベンチを自作しました。一人暮らしなので一人で組み立てられる構造に。脚はハの字に開く形で安定感アップ。子供が座っても揺れません。この作品で DIY のモチベがまた上がりました。
実費
¥10,403
制作時間
5時間7分
購入店舗
コメリ
市販品ではしっくりこなかったので背もたれ付きベンチを自分で組みました。築年数が経った家なので、雰囲気に合わせて少し重めの作りに。脚はハの字に開く形で安定感アップ。子供が座っても揺れません。完成までトータル 1 ヶ月、ゆるゆる進めて楽しかったです。
評価
コメント3件
- yuna_diy_jp2026/04/26

貫の上下位置をずらして相欠きで組むと、ボンドだけで十分な強度が出ます
- Miki2026/04/26

脚を貫で繋ぐと横揺れがほぼ無くなって座り心地が変わりますよ
- mizuho_手作り部2026/04/26

屋外で 3 年は持たせたいなら、ウリンかイペにしたい設計ですね
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アプリでは幅・奥行・高さを入力するだけで設計図と材料リストを自動生成。
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